「フィリピン留学を実際に経験した人の声を聞いてみたい。」
本記事を読んでいるあなたは、このような悩みを抱えているのではないでしょうか?
そんな悩みを解消するために、フィリピン留学を2ヶ月した経験者にインタビューし、実際の効果と、効果を最大化させる方法を聞いてみました。
今回はフィリピンで2ヶ月留学していた、かしはら君にインタビューをしました。
かしはら君
留学当時:大学3年生
留学目的:留学後、カンボジアの日本語学校のインターンに参加するため
TOEIC:490→690(200点UP)
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フィリピン留学2ヶ月の実際の効果は?
まず、4技能(スピーキング・リスニング、リーディング・ライティング)にどのような変化があったのか、1つずつ聞いていきたいと思います。
フィリピン留学2ヶ月でスピーキングに効果は?
かしはら君
大きく伸びたと思います。
はじめの方は、自分の発音が悪く、相手に英語が伝わりませんでした。
例えば、「R」と「L」の違いや「S」と「TH」の発音の使い分けが苦手で、RightとLightや、MouthとMouseなど何度も聞き直されました。
しかし、発音の授業を初期段階で集中的に受けることによって、先生から聞き直される回数が減り、スムーズに会話ができるようになりました。
また発音の上達後、マンツーマンで毎日話して、英語が伝わるという成功体験をつむことによって、英語を話すことが楽しくなりました。
その結果、授業外でも、たくさんの人に自分から話しかけるようになってました。
最終的には、日常会話しかできなかったのが、自分の価値観について、ディスカッションできるくらいまでスラスラ話せるようになっていました。
なぜ、難しいトピックについても話せるようになった?
かしはら君
マンツーマンで授業が受けられたことが、大きな理由だと思います。
1対1なので、自分がわからない部分を何度も聞きなおすことができ、それを繰り返す中でボキャブラリーや表現の幅が広がりました。
その結果、難しいトピックに関しても話せるようになったと思います。
フィリピン留学2ヶ月でリスニングに効果は?
かしはら君
大きく伸びたと思います。2ヵ月でTOEICも100点以上あがりました。
はじめは、受験で勉強してた簡単な単語しか聞き取れませんでした。
なので、はじめは英語を聞き取ることに必死で、雰囲気で理解してました。
特に、1つの文章が長くなったり、一つ一つの単語がつながったりすると、聞き取れなくなっていました。
そんな中で、フィリピン留学ではマンツーマンのレッスンが中心で、先生がよく使う表現を意識しながら聞いたり、分からなかったらすぐ聞き直したりすることで、聞き取れるようになっていました。
ネイティブのような速い英語も聞き取れるようになった?
かしはら君
多少聞き取れるようになったと思います。授業で、発音やリンキング(という言葉の繋げ方)などを詳しく学び、きれいに発音できる音が増えたことが大きな要因だと思います。
また、自分でも、スマホのアプリを用いて、ネイティブの人たちの英語のリスニングは欠かさずしていたので、そこでもリスニング力の向上に役立ちました。
フィリピンの先生は、クリアでゆっくり発音してくれるので、ネイティブレベルのスピード感に慣れるには自分なりに工夫して勉強していく必要があると思います。
フィリピン留学2ヶ月でリーディングに効果は?
かしはら君
リーディング力をあげることを目的とはしていませんでしたが、少しは伸びたとは思います。
ボキャブラリーが増えたため、前よりも文章はスラスラ読めるようにはなったと思います。
フィリピンでは、レストランのメニューや標識も英語で書いているので、英語に囲まれて暮らす経験ができたことも、リーディングに少し効果がでた要因だと思います。
しかし、基本的にスピーキング、リスニングをメインに授業を受けていたので、速読やざっと概要をつかむような斜め読みはできるようにはなりませんでした。
フィリピン留学2ヶ月でライティングに効果は?
かしはら君
ライティング力をあげることは当初の目的ではなかったですが、少し伸びたと思います。
もとからライティングは、スピーキングよりも得意でしたが、
先生や現地の人と話して、いろいろな表現を覚えるにつれて、ライティングでも、表現の幅が広がったと思います。
先生や現地でできた友達と遊びに行くときも、メッセンジャーでやりとりしていたので、テキストでのやりとりも前より慣れたと思います。
書けないことは話せないので、ライティングの授業をしっかり取るのもありだと思います。
どうやって現地の友達をつくった?

先生と遊びに行く中で、色んな人と知り合うことができました。
土日は積極的に外に出て現地の友達を作りに行くと、英語学習だけでなく、現地の人の価値観や生活が知れて良いと思います。
フィリピン留学2ヶ月の効果まとめ
・スピーキング
発音に重点をおいたことで、聞き返されることが少なくなり、スムーズに会話ができるようになった。英語が伝わる色んな人との会話を楽しめるようになり、表現がふえた。
最終的には、日常会話レベルから、自分の価値観や感情など表現が難しいことについても話せるようになった。
・リスニング
先生がよく使う表現やボキャブラリーを増やすことで、授業内での英語はよく聞き取れるようになった。
普通に授業を受けているだけでは、ネイティブ英語のスピードにはついていけない。
・リーディング
ボキャブラリーの増加と英語環境での生活で、読むのは速くなる。しかし、速読や斜め読みができるには短い。
・ライティング
知らなかった表現を身につけることで、色んな方法で英語を記述できるようになった。話せるようにメッセンジャーなどで会話しながら基礎を身につけるといい。
フィリピン留学2ヶ月の効果を最大化させるには?
ここからはフィリピン留学の効果を最大化させる具体的な方法を、かしはら君からお伺いしたいと思います。
フィリピン留学前はどんな勉強をしていた?
かしはら君
単語や文法など現地で話すために最低限必要なことは勉強していきました。
英語を基礎からやりなおしておかないと、現地で会話に集中することができません。
特に単語は必要不可欠なので最低限勉強しておきましょう。
フィリピン留学中はどんな工夫をしていた?
かしはら君
授業中は先生のモノマネをすることを意識していました。
先生の発音や表現の仕方など逐一メモを取るようにしていました。特に「この表現の仕方は知らないな」と思ったら、聞き直してメモを取っていました。
我流でやっても中々伸びないので、英語学習者の先輩であるフィリピン人の先生のマネをすると良いと思います。
授業外ではどんな勉強してた?
かしはら君
授業以外では、スマホの*TEDアプリを使って、ネイティブの人たちの速さの英語をきいて、真似をしました。
そのとき、発音を意識してたので、ネイティブの人の口や舌の動きに注目して真似しました。
授業では先生はクリアにゆっくり話してくれるので、ネイティブの速さでに慣れたい人は、youtubeやTED、洋ドラマなどを授業外に聞くのがオススメです。
*TEDアプリ:著名人のプレゼンテーションがたくさん聞けるアプリ。
どういう人はフィリピン留学で英語がのびないと思う?
かしはら君
「英語を勉強すること」を目的にする人だと思います。
英語だけに目を向けると、どうしても、毎日が同じ勉強に思えて、ストレスに感じます。
英語を毎日学ぶことを嫌々こなすようになると、モチベーションは下がることが多いです。
だから、僕は、「英語を使って何をするか」をまず決めた方がいいと思います。
僕の場合は留学後のインターン先がカンボジアの日本語学校だったので、日本語を英語で教えられるようになることを目標にして頑張っていました。
実際に学校のスタッフさんの協力を得て、地域の子どもたちを集めて、日本語も教えさせいただくこともできました。
このように目標があると、モチベーションになって、毎日のマンツーマンレッスンも有意義なものになると思います。
どういう学校に行くのがオススメ?
かしはら君
人それぞれだと思いますが、英語を学ぶだけであればわざわざフィリピンで勉強する必要はないと思います。英語を使って何かできるような取り組みをしている学校に行くことがオススメです。
授業外で使わないといけないとなると、一生懸命英語を勉強するので、結果的に英語が伸びるためです。
地元の市場で英語とタガログ語を使いながら職業体験した時の写真
フィリピン留学の効果を最大化させる方法まとめ
・授業中はモノマネ!先生の表現や発音をマネする姿勢で臨むことで、英語力がのびる。
・授業外は、ネイティブレベルのスピードに耳を慣らせる。特に、youtube,TED,洋ドラマなどがでネイティブの会話を聞くのがおすすめ。
・英語を学ぶことは手段。その先に何がしたいのかをまず考えることがモチベーションの維持に繋がる!
・英語を使った課外アクティビティーがある学校に行く。
フィリピン留学は人によっておすすめ期間が違う
以下、留学期間として選択されるケースが多い1ヶ月,3ヶ月,半年のフィリピン留学の効果を、経験者にインタビューした記事ものせておくので、ぜひ参考にしてください。
・フィリピン留学1ヶ月の効果
(最低限の日常会話をきわめたい人にオススメ!)
・フィリピン留学3ヶ月の効果
(TOEIC730を確実に越えたい人にオススメ!)
・フィリピン留学半年の効果
(1から英語を勉強したい人にオススメ!)
以上、フィリピン留学2ヶ月の効果でした。


