年末年始はフィリピンでカップヌードル三昧、けんたんさんです。

食堂が開いてないし、近くにお店もないしと最悪ですね。今年で2回目ですが。

今年もあと少しで終わるということで、僕の海外生活でいかに英語力が上がったかを振り返ってみたいと思います。

これは英語が全くできなかった僕がフィリピンで約1年半過ごして、どう成長したかの記録である。

絶望の2ヵ月間。

そう、あれは2014年4月。僕はPALETTE SCHOOLにてフィリピン留学をスタートさせました。

英語初心者の僕のフィリピン留学は、とにかく英語に慣れることから始まります。

英語ができないのは知っていたんですが、やはりできないと悔しいものですね。

通常は1日6時間授業なんですが、生徒が僕一人ということで毎日7時間授業を受けていました。

先生達と一緒に暮らしていたので日本語を使う機会は、ほぼありませんでした。

寝る時間以外はすべて英語学習に注がざるを得ない環境で2ヵ月過ごし、かなり濃い留学が出来たと思います。

留学から2ヵ月経ち、調子に乗ったけんた君はそのままPALETTE SCHOOLに就職してしまいます。
（厳密には就職ではないですが、便宜上就職で。）

調子に乗ってフィリピン留学２か月後に就職。

英語初心者が2ヵ月留学した状態を一言で言うと

「教師とだけなら英語で会話ができる」状態です。

なまじ、教師と会話が可能であったので「英語を喋れるようになった！」と勘違いをしてしまったのですね。残念！

PALETTEは僕の留学3か月目と合わせるようにGKというフィリピンの最大NGOの中に居を構えることになりまして、色々な人種と話す機会が一気に増えました。

アメリカ人、フランス人、オランダ人、アメリカ系フィリピン人。

そりゃもう、いっぱい。しかも働くので必然話す必要が出てくる。

教師以外の人と英語をしゃべるようになって気付いたことは以下3点。

１．しゃべるスピードが早いと何を言っているかわからない。

２．いつも使っていない言い回し、単語を使われると何を言っているかわからない。

３．訛りがあると何を言っているかわからない。

みなさん、おわりでしょうか？

大体、何を言っているのかわからないのです(笑)

絶望アゲイン。

英語の中で一番難しいと言われるリスニングですが、2ヵ月そこらじゃ付け焼き刃にしかならなかったようです。

自分の言いたいことは準備したら（頭の中で一回考えたら）言えるので話すことならできる。

このレベルで英語をしゃべれる気分になった僕は「井の中の蛙」でした。

僕はコミュ障ではないのですが、完全に重度のコミュ障と化していました。

そう、どこぞの西村代表のように。

楽しく英語の授業を受けていたのはなんだったのか(笑)

特にミーティングが恐怖でした。

目まぐるしく状況が変わり、何を言っているかわからないことも多々。

いきなり意見を振られても答えられないわけです。

そもそも何を言っていたのかよくわからない。というか、すごく緊張する！！

理解できても、文章を創造できず簡単な答えをする。そんなことを繰り返していたように思います。

そんなこんなで、英語に苦手意識を持ったまま６か月ほど働きました。

なるべく英語を使いたくないなーと思いながら。

慣れない人としゃべる時は「英語理解できるかなー。」と不安に思っていました。

そして2014年12月。PALETTE SCHOOLは閑散期に突入します。

仕事で使えるレベルの英語になりたいんじゃい！！

このままではダメだと思い、また英語を勉強することにしました。

幸い、学校は閑散期。生徒期間を1ヶ月残して就職したので、残った分が受けられたのです。

普通は1日6時間授業なんですが、半分の3時間に授業を減らし自習に力を入れました。

とにかく、しゃべらせてくれ！！とお願いして授業に臨みました。

僕が注力したことは

1．教師に日本のことを説明する

2．PALETTE(会社)の説明を完璧にできるようにする。

この２つでした。

１は、そもそも僕が日本の文化を英語で知識として学ぶところから始まりまったので

ボキャブラリーの獲得、英語で何かを学ぶという楽しさを知れました。

２は、弊社代表にも手伝ってもらって原稿を作るところからスタート。

1暗記→2発音矯正→3教師が質問、それに答える、という三段階に分けて練習しました。

３段階目は、教師からPALETTEのことを質問してもらい、暗記した文章を取捨選択、組み合わせて答えるという訓練です。

会社の説明ができるようになったことにより英語への苦手意識がかなり低くなりました。

なんてった覚えてますから！！

しかも！　GKには色々な国からビジターが腐るほど来るのです。

もー練習し放題。話し放題。（本当はめんどくさいのであまり話をしたくなかった。）

この時点でも聞き取れないこと、わからないことは多々ありました。

それでも、いちいち聞いていたら会話が成り立たないので、この頃は6~8割理解できればよしとしていました。

ちなみに英語は毎日勉強を続けていました。

そんな日々是鍛錬する僕に更なる試練が訪れます。

努力が実りんぐ！更なる高みへ！！

自習と実践を繰り返し10か月が経過。ぼちぼち話せるようになったと言えるレベルになった2015年10月。

倉辻代表のむちゃぶり発動。

フィリピンの高校生にPALETTEの説明をしてくる羽目になります。

なんというむちゃぶり。いきなりかよ！　PALETTEの説明を暗記してから1年も経ってんぞ！！

と、これは別記事で詳しくあるのでこちらをどうぞ。

20回以上説明してきたんですが、ここでまた自信がつきます。

俺イケちゃうね！！めちゃくちゃイケてるー！！

と思ったことは言うまでもありません。

慣れってすごいですね。人前で話すことができるようになったのです！

自信がつくと英語がしゃべれるようになるなーと、この時実感しました。

この一件以来、ミーティングでも恐怖心がなくなくなりました。

まーそれまでの蓄積とかもあるんですが2015年12月現在、やっとビジネス英語的なスタートラインに立てたんじゃないかと1年半経って思いました。

まとめだぞ☆

この約1年半を振り返って思ったことは

１．英語の力を伸ば(維持)し続けるのは大変。

２．自信がつけば英語は話せるようになる！

３．働きながら英語を勉強した方が圧倒的に成長できる！

ということです。

１．僕はまだ英語を話す機会がそこら中にごろごろ転がっているので伸ばすことができましたが（伸ばさざるを得ない）日本にいたら大変だったろうなと。

日常的に英語を使う環境にいないとモチベーション維持にとてつもない労力がかかるなーと。

２．努力　×　成長実感　＝　自信　＝　英語が話せる。

っていう方程式が成り立つのではないか、とも思いました。

なんでもそうかな。

頑張って、その結果が実感できたら英語のハードルは格段に下がりますね！

３．働きながら英語を使っていると常に思うんですよね。もっと英語力が必要って。

働いていると生きた英語も学べるので常に勉強できました。満足するってことが英語学習の一番の害だなと思います。

えぇ勉強に終わりはないですから。

RPGと一緒でやっぱり経験値を積まなければレベルは上がらないってことですね。

そして、訓練所より実戦の方がより多くの経験値が得られる。

緊張する！嫌だ！って思えることほど経験すると自信がつきますね。

環境や人によっては全然成長の度合いは違いますが、これが僕のリアル。

けんたさんの英語成長の記録でした。

直ぐに英語をしゃべるようになりたい！という甘い考えは捨ててコツコツ毎日頑張るか、英語を話す環境に身を置き続けるのがいいと思います。

どっちにしろ時間はかかると思うので焦らずゆっくり楽しみながら頑張りたいものですね。

僕も未だに勉強が必要なレベルです。そんなにペラペラしゃべれるわけではありません。

ちなみに、この前初めてTOEICの模擬テスト受けたんですが、

結果490点でした(笑)

TOEICとか英語しゃべるのに全く必要ないんじゃー！！！！

と負け惜しみを言っておきます。

そのうち900点獲って汚名を返上したいと思います。

英語がしゃべりたいならTOEICの勉強とかしても無駄だなとは思いました。

就活で必要ならしょうがないけど。

ちゃんとした英語力を身につけるなら聞いてしゃべって時間をかけるしかないよね！！

それじゃ、ちゃんと勉強するんだぞ！！

僕も勉強するぜ☆

一緒に頑張ろう！

それでは、また来年！さようならー！！

（ちなみに最後の画像は僕のクリスマスの晩餐です。アーメン。）