これから仕事や旅行・留学などでフィリピンへ行く予定の方は、フィリピンのタクシー事情が気になる方も多いのではないでしょうか?
「フィリピンのタクシーはぼったくられると聞いたので心配。。」
「知らない海外の土地で安全に目的地まで行けるか不安。。」
今回は、そんな不安を一気に解消するフィリピンのタクシーアプリ「Grab(グラブ)」をご紹介します。
フィリピン在住歴3年の私も、このアプリのおかげで快適にタクシーを利用することができています。
この記事では、以下の3つをわかりやすく解説します!
・フィリピンの安全なタクシーアプリGrabとは
・Grabの使い方
・よりお得にGrabを使いこなすためのコツ
では早速見ていきましょう!
*Grabの使い方のみを知りたい方は、目次から『タクシーアプリ「Grab」の使い方』へ移動してください
フィリピンの流しタクシーは安全か
まず、「フィリピンの流しタクシーは実際安全なのか」
という点についてですが、これは場所や状況にもよります。
土地勘がない場合や、観光客としてバレバレの状況(空港から乗る場合など)に関しては、安全ではない場合もあります。
たとえば、
目的地まで遠回りされたり、メーターを使わずに相場の倍以上の値段を請求されることもあります。
フィリピンが初めての方は特に被害に合いやすいので、今回ご紹介する「Grab」をご利用するのがオススメです。
フィリピンのタクシーアプリ「Grab」とは
Uber(ウーバー)という配車アプリサービスを聞いたことがある人は多いと思います。しかし、フィリピンでは2018年4月にUberが撤退し、Grabに事業を継承。
そのため、フィリピンではGrabが最大手のタクシーアプリとなっています。他にも規模が小さいタクシーアプリはありますが、提携している車の数が少ないです。
私も他のタクシーアプリを使ったことがありますが、使い勝手はGrabが一番。
Grabのアプリダウンロードはこちらから↓↓
Grabというアプリの中で、よく使われる配車サービス3種類をご紹介します。
Grab Taxi
Grabに登録している白いタクシーで移動するパターン。白いタクシーにGrabのステッカーが貼られているのが特徴です。
*時間帯や場所などによって予約代は変動
Grab Taxiを使うのが最安のケースが多いです。また、時間帯や場所にもよりますが、他のサービスに比べて最も早く配車される(迎えに来てくれる)ことが多いです。
しかしデメリットとして、以下の点もあります。
・メーター料金を増すために遠回りされる可能性もある
・予約前に正確な料金がわからない(大体の料金のみ表示)
・乗りごごちは普通のローカルタクシーと同じ
Grab Car
一般の車が迎えに来てくれるパターンです。車種は様々ですが、日本製の車も多く、快適なことがほとんど。
利用料金メーターなどがないため、料金は予約前に表示される値段で確定します。乗る前からかかる値段がクリアになるため、かなり安心。
デメリットとしては、以下の2点です。
・普通のタクシーやGrab Taxiと比べて基本的には割高(安くなるケースもある)
・人気なため、つかまりにくい時もある
Grab Share
車に関してはGrab Carと同じですが、名前の通り他の人とシェアするパターンです。目的地と行き先が近い人同士が一緒のGrab Carに乗ります。まれに、Grab Shareを利用しても相乗りせずに一人で目的地まで行けるラッキーなパターンもあります。
利用料金料金に関しても乗る前から分かり、かつGrab Carよりも安く利用できるためお得。
デメリットとしては、以下の2点です。
・他の人を乗せるため、少し回り道になることがある。
・相乗りのため、車内が狭くなることもある。
タクシーアプリGrabが安全かつ便利な4つの理由
フィリピンでのタクシーのぼったくりなどが心配な方に向けて、Grabが安全かつ便利な理由を4つ簡単にご説明します。
1. ドライバーの評価システム
Grabでは、乗客がドライバーを評価する制度があります。目的地まで到着した後に、降りてからドライバーの評価を★マーク0〜5で評価できます(評価しなくてもよい)。
この評価システムの存在もあり、ぼったくりをするドライバーはほぼ0です。
2. 値段が事前にわかる(Grab Car/Share)
Grab CarとGrab Shareに関しては、出発地と目的地を設定すると、予約前から正確な料金がわかります。
そのため、もちろんぼったくられることもありませんし、目的地に着く前に精算を済ませて、到着したらすぐに降りる、なんてこともできちゃいます。
*事前に情報を登録すれば、クレジットカード決済も可能
3. 行き先を説明しなくていい
Grabでは行き先をアプリで登録するため、わざわざドライバーにGoogleマップを見せて説明する、なんてこともありません。
登録した目的地がドライバーのスマートフォンにも自動で転送され、それをナビとしてドライバーが行き先まで連れて行ってくれます。
4. 道でHey Taxi!しなくてもいい
大通り以外では、道でタクシーを捕まえるのは大変ですし、時間が掛かってしまいます。でもGrabの場合、そんな努力もいりません。
たとえばレストランで食事をしていて、これから家に帰りたい場合、
店内でGrabを予約し、Grabが到着したのと同時に店を出る、なんてこともできます。
よく映画などで見る、「専属の運転手が社長をむかえに来る」みたいなことができてしまうのです。
これは、時間の節約にもなってすごく便利です!
タクシーアプリ「Grab」の使い方
Grabの使い方はとても簡単で、基本的には出発地と目的地を記入し、Book(予約)ボタンを押すだけです。
順を追って説明していきます。
①アプリ起動画面
Carを選択します。
②現在位置表示画面
画面下部にある、青丸の横が出発地を記入するスペース、
赤丸の横が目的地を記入するスペースです。
まず、青丸横のスペースをタップします。
③出発地・目的地を記入する画面
青丸の横に出発地を記入。基本的には住所ではなく、レストラン名など固有名詞を入れます。
そして、赤丸の横にも目的地を同じように記入します。
④料金表示画面
出発地と目的地を設定すると、料金が表示されます。この時点ではまだ予約されていません。
赤枠で囲んだ箇所をタップし、配車サービスの種類(Grab Taxi / Car / Shareなど)を選択します。
タップすると、それぞれの値段が表示されます。
上で説明したように、Grab Taxiはメーター料金+予約料金なので、大体の推定料金が表示されます。
⑤予約する
下の画像は、Grab Carを選んだ場合の画面です。
「Book」ボタンを押して、予約します。
⑥予約完了
担当ドライバーが見つかると、以下のようにドライバーと車の情報を教えてくれます。
⑦車が到着するまで待つ
表示された待ち時間を目安として、車の到着を待ちましょう。目的地を間違えて記入していた場合など、キャンセル(無料)することもできます。
⑧乗車・降車
到着のお知らせが来たら、ナンバーや車種・カラーなどの情報を元に車を見つけ、乗車します。
目的地についたら、料金を支払って終了です。料金を支払った後に、ドライバーの評価をすることもできます。
フィリピンのタクシーアプリ上級者編
よりお得にフィリピンでのタクシーアプリ「Grab」を使いこなすためのコツをご紹介します。
混雑時のコツ
特にマニラやセブなどの首都圏では、朝と夕方の通勤時の渋滞がかなりヘビーです。ラッシュアワーには、なかなかGrabが捕まらないことも。。
そんな時はGrab TaxiやGrab Carではなく、Grab Shareを使うと比較的つかまりやすいです。
通常時はGrab Carとしてお客さんを乗せる車も、ラッシュ時にはGrab Shareとしてしかお客さんを乗せなくなるケースが多いのだと思います。
また、ラッシュアワーで車を捕まえるコツとしては、車が入って来やすい大通りなどを出発地に設定するといいです。
特にGrab Shareなどの場合、車が入って来にくい小道だったりすると、相乗りの際の経由地として認識されにくくなります。
本当にGrabがつかまらない時
場所や時間帯によっては、何度トライしても下の画像のように車を予約できないことがあります。
そんな時はやむを得ず道でタクシーをひろうしかないのですが、その際にもコツがあります。
それは、Grab Taxiとして登録している白いタクシーをつかまえることです。100%ではありませんが、Grabに登録しているドライバーは安全なことが多いです。このステッカーを目印に探してみてください。
また、他の配車アプリを使うこともできますが、Grabがつかまらない時は他のアプリでも混雑していることが多いです。
他の配車アプリも使ってみたい方は、フィリピン在住ブロガーみふゅさんの記事をぜひ参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
フィリピンで安全にタクシーを使う方法を知っていただけたでしょうか?
今回紹介したGrabはすごく便利なので、フィリピン滞在中に何度も使うことになると思います。
タクシーアプリを使いこなして、フィリピンで安全かつ快適な移動をお楽しみください!
また、フィリピン滞在中に便利な他のアプリも気になる方は、
「フィリピン旅行で必ず役立つ便利なアプリ5選」もあわせてお読みください。
長文お読みいただきありがとうございました!