こんにちは!フィリピンの語学学校PALETTE SCHOOLでインターンをしている淺野です。
留学の際、必ず心配のタネになるのが費用問題。
フィリピン留学を検討されている方の中には、
「現地でのお小遣いってどのくらい必要なの?」
「フィリピン留学は安いって言うけど、物価とかはどうなの?」
「留学中はバイトもできないし・・・」
など、不安も多いのではないでしょうか?
僕もフィリピン留学前は
「必要なお小遣いについてほとんどわからない」
「フィリピン留学を諦めかけるくらい、極貧大学生だった」
ということもあり、とても不安でした。
学校に支払うお金などは調べればわかるのですが・・・
生活費など、必要なお小遣いは行ってみなければわからない場合がほとんど。
でも実際に、どれくらいお小遣いが必要なのかがわかれば、留学の計画も立てやすくなりますよね!
この記事では、僕のフィリピン留学の経験を踏まえて
・1ヶ月のお小遣いの相場
・タイプ別のお小遣い3パターン
・お小遣いの内訳とフィリピンの物価
について解説していきます。
さいごには、僕がフィリピン留学中に実践した「お小遣いの節約方法」についても書いているので、ぜひ参考にみてください!
フィリピン留学のお小遣いって?
まずはじめに、フィリピン留学のお小遣いの定義について説明したいと思います。
フィリピン留学の費用に含まれるのは、授業料などの学校関連費用(フィリピンの語学学校は授業料に滞在費や平日の3食がすでに含まれている場合がほとんど)や政府へのビザ代、航空券、海外保険代などさまざま・・・
しかしこの記事内の「お小遣い」には、これらフィリピン留学全体の費用は含めていません。
今回ご紹介する「お小遣い」とは「現地で使う生活費・交際費などのプライベートで使うお金」のことです!
お小遣いだけではなく、「フィリピン留学全体の費用も知りたい」という方はぜひこちらの記事も読んでみてください!
フィリピン留学のお小遣いってどれくらい必要なの?
結論から言うと、一般的には1ヶ月3〜4万円程度あれば、フィリピン留学においては十分と言われています。
しかし、フィリピン留学で必要なお小遣いは『人それぞれです!!』
個人個人の目的や何をするかによって、必要なお小遣いは変わってくるからです。
具体的に説明していきます。
勤勉家で休日も勉強がメインという方であれば、1ヶ月5千円あれば足りる場合もあります。
一方で、毎日授業後には飲み、休日は毎回アクティビティに参加など、アクティブな方であれば、お小遣いが1ヶ月に10万円あってもたりない場合も。
ではざっくりと、タイプ別のフィリピン留学ライフスタイルを解説していきます!
節約タイプ
1ヶ月のお小遣い予算:5千円〜2万円
平日・・・基本は授業と予習・復習に集中。食事も学校から提供されるものを毎日食べます。
休日・・・基本的に自習がメインですが、友人と外食に出かけたり、日曜日にはショッピングモールに行ったりします。
勉強が目的であるため、必要最低限の息抜き以外は普段の生活費しかかかりません。
参考までに、1週間のスケジュール例です!
(各タイプのスケジュール例はあくまでも目安です。)
・また、土日はほとんどの場合、3食外食になる設定にしています。
そのため土日の費用は、3食のご飯代を含めた費用設定になっています。
(フィリピン留学では基本的に平日は3食付き。土日の食事制度は語学学校によってまちまちです。)
3000円/週×4週間=12,000円が1ヶ月あたりの目安になります。
・もっとお小遣いを抑えることは可能です。詳しくは節約方法のセクションでご紹介します。
僕はこのタイプに近かったのですが、自習よりも近くのマーケットなどに遊びに行ったりして、近所の人たちと交流してました。
食事が安くお小遣いを節約することができ、さらに英語の練習にもなります。
一石二鳥です!
しかし、長く滞在すると飽きがくるので、適度に遊びに行くことも大切だと思います。
バランスタイプ
1ヶ月のお小遣い予算:2〜4万円程度
平日・・・基本的にお金は使いません。たまに学外でちょっと贅沢なご飯を食べたり、金曜の夜はみんなで飲みに行ったりします。
休日・・・自習と遊びのバランスがとても上手です。ビーチに行ったり、観光地巡りをしたりします。
しっかり勉強しつつ、休日はせっかくの海外だから遊びたいというタイプですね!
1週間のスケジュール例:
8,000円/週×4週間=32,000円が1ヶ月あたりの目安です。
・何をするのかによって、土日のアクティビティの費用は大きく変わります。
参考程度に確認してみて下さい。
アクティブタイプ
1ヶ月のお小遣い予算:4万円〜10万(場合によっては10万以上)
平日・・・授業後には、毎日のようにクラブやバーに飲みに行きます。
休日・・・マリンスポーツを楽しむことはもちろん、街に繰り出し、夜遊びすることも忘れません。国内旅行や近隣の国にプチ旅行などもします。
勉強よりも楽しむことに重点を置いているタイプですね!
1週間のスケジュール例:
20,000/週×4週間=80,000円が1ヶ月あたりの目安になります。
フィリピン留学のお小遣いに含まれるもの
「大体の費用はわかったけど・・・留学中のお小遣いに含まれるものってどんなものがあるの?」
と思われた方も多いと思います。
ここではお小遣いに含まれる生活必需品や、個人的にフィリピンで必要だと感じたものについて、目安となる物価と一緒に紹介していきます!
値段に幅があるのは、食費や日用品の場合はローカルなものは安いけど、外資系企業のものは高い。
交通費やアクティビティの場合は距離や時間で差があるから。
などと考えていただくとわかりやすいかと思います。
食費
1食あたり:150〜400円
パンなどの軽食類:10〜100円
おやつ:10〜100円
飲料水:40〜100円
ちょっと贅沢な食事や日本食:800〜4000円
・ほとんどの語学学校の場合、平日3食分はすでに費用に含まれているので、食費はほぼ休日にしか掛かりません。
・フィリピンの代表的なファーストフード店ジョリビーでは、ハンバーガーセットが約200円。
日用品
トイレットペーパー(20ロール):100〜300円
石鹸:80〜200円
シャンプー:250〜400円
リンス:100〜300円
洗剤: 200円〜
ボールペン: 40円〜
Tシャツ:100円〜
散髪:100円〜
・フィリピンでは、ほとんどのトイレにトイレットペーパーがついていません
20ロールのものがお勧め!
交通費
フィリピンの交通手段は主に5つです。
トライシクル:20〜200円
ジープニー:16〜30円
バス:30〜200円
タクシー:初乗り90円〜
電車:30〜70円
通信費
SIMカード代:約90円
プリペイドカード1G(チャージ)代:140円〜
・ここではSIMフリーのスマホを基準に。
ほとんどの場合、学校や宿舎にWi-Fiが付いています。
そのため基本的に、1週間1Gで足りると思います。
嗜好品
ビール1瓶:70〜200円
ウイスキー:150〜
タバコ1箱:150〜250円
休日の遊び代
アイランドホッピング:5000〜15000円
シュノーケリング:2,500円〜
映画:400〜800円
マッサージ:700円〜
個人的に必要と感じたものなどの雑貨
個人的に必要と感じたものもいくつかご紹介!
蚊取り線香:300円〜
殺虫剤:500円〜
サンダル:100円〜
日焼け止め:500〜1000円
地域にもよりますが、フィリピン留学は常に虫との戦いです、虫対策は必須。
またほぼ一年中温暖な気候なため、ほとんどの人がサンダルで過ごします。
日差しも強く、特に女性の方は日焼け止めは必須アイテムだと思います。
お小遣い節約のコツ5選
さいごに、「フィリピン留学中に必要なものや、だいたいの物価はわかった。」
「でもそんなことより、できるだけ安くすませたい!どうやったらうまく節約できるんだ!!(僕も極貧大学生だったためそうでした笑)」
といった方向けに、実際に僕が住んでみて感じたお小遣いの節約方法をご紹介します。
1.食費を安く抑える
・ 地元民が行くようなローカルなお店で食べる
現地のローカルなお店であれば1食100円程度で済ませることが可能。
⚠︎ただし、きれい好きの方やお腹が弱い人にはおすすめはしません。
・自炊をする
近くのスーパーやマーケットで食材は買い揃えられます。
節約だけではなく、健康に気を使っている方にもおすすめ。
・ウォーターサーバーを利用する
学校によっては無料のウォーターサーバーを提供してくれています。
毎日の水代の節約はとても大きいですよ!
2.ローカルの交通機関を活用する
・ジープニーを使う
ジープニーでしたら1区間20円〜30円ほどで利用できます。
少し乗り方は難しいですが節約したい方は積極的に使っていきましょう!
・タクシーを使うならGrab(グラブ)が安心安全!
マニラやセブなど観光客が多いエリアではあからさまなぼったくり価格を提示してくるタクシードライバーが・・・
タクシーを使うなら基本的にGrabを利用するのがベストだと思います。
(Grabとは・・・Uber(ウーバー)のような配車アプリサービス。
フィリピンでは2018年4月にUberが撤退し、Grabに事業を継承。
そのため、フィリピンではGrabが最大手のタクシーアプリとなっています。)
フィリピンのタクシーについて気になる方は、ぜひこちらの記事もご覧ください!
・ フィリピン人の先生や友達にあらかじめ相場を聞いておく
現地の値段は、現地の人が一番よく知っています!
外国人というだけでぼったくられる可能性があるので、あらかじめ聞いておくのも1つの対応策です。
3.日本から持ってくるべきもの
基本的にフィリピンの物価は日本に比べると安いです。
しかしフィリピンで買うより、日本から持ってくるほうがお得だったり、品質的に安心できるものもあると思います。
・薬類
・文房具系
・歯ブラシなどの洗面用具
など。
フィリピン留学の持ち物について気になる方は、ぜひこちらの記事もご覧ください!
4.お金の管理法
現金を大量に持っていくと治安面でよくないことに加えて、ついつい使ってしまうなどのデメリットもあります。
特にフィリピン留学中は、海外ということもありついつい財布の紐が緩みがち・・・
そこでおすすめなのが、あらかじめ日本で国際キャッシュカードを作ることです!
(国際キャッシュカードとは・・・ 世界中どこでも現地の通貨で引き出すことができるカードです。)
必要な時に必要な分だけを下ろすようにすることもお小遣い節約のコツです。
5.出来るだけ地方に留学する
若干ではありますがマニラやセブなどの都市部に比べると物価が安いです。
また、誘惑も少なくお小遣いを節約できます。
しかしその反面、近場に遊べるところがなかったり、刺激が少なかったりとデメリットも。
自分の目的や性格をよく考慮した上で留学先を検討してみてください!
まとめ
いかがでしたか?
フィリピン留学のお小遣いは、みなさんの目的や何をするかによって変わってきます。
もう一度「どんな目的があり、留学中はどんなライフスタイルで過ごしたいか」を考え直すことで一人一人にぴったりのお小遣い予算を決めることができると思います!
この記事が、少しでもみなさんのお役に立てたら嬉しいです。