フィリピン留学のデメリットまとめ!治安・英語・食事のウラ側大暴露

フィリピン留学はその費用対効果の高さから日本人留学生が年々増えており、聞いたことがあるという方も多いと思います。

でもその一方で、フィリピンという土地柄から

「フィリピンって治安は大丈夫なの?」

「フィリピン留学で英語って本当に伸びるの?」

などのフィリピン留学のデメリットの側面が気になっている方も多いのではないでしょうか?

今回は、私が半年間フィリピン留学をして感じたデメリットについて暴露してみたいと思います。

デメリットも知った上でフィリピン留学を考えたい。という方はぜひ参考にしてみてください。

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フィリピン留学のデメリット①治安が悪い

留学に限らず、渡航する上で現地の治安を気にする人も多いのではないでしょうか。

実際にその地域で住むとなると尚更なのでだと思います。

フィリピンに住んでみてあらためて日本の治安の良さを感じます。帰国後、カフェでiPhoneを机に置いてトイレに向かう日本人に驚いた記憶があります。

実際にあったトラブルと対策

在学中、私と同じ学校に通っていた日本人の女の子がひったくりにあい、財布を盗まれてしまったということがありました。

夜道を歩いていた時に、肩にかけていたカバンをバイクで後ろから取られてしまったのです。

このように、バイクで後ろからひったくられた、スリにあったという話は留学していると耳にするのは少なくないのではないでしょうか。このようにトラブルに巻き込まれる可能性はあります。

ただ、

「肩かけカバンを道路側に持ってはいけない」

「夜道を女性1人で歩いてはいけない」

というのは、どの学校でも注意喚起されるようなことであり、最低限注意を払う事項です。

私は注意して生活していたからか、1度もトラブルにあったことはありませんでした。

治安が良かろうと悪かろうと、日本と同じという感覚を持っているのは危ないと思います。

それが、ヨーロッパでも後ろポケットに長財布をしまっていれば「どうぞ盗ってください」と言っているようなものだと私は感じます。

その国の文化を知らずに、被害にあったからその国・地域や悪くいうのは違うように思えます。

フィリピン留学のデメリット②英語のなまり

英語には、オーストラリア・イギリス・アメリカの国単位で訛りはありますし、アメリカの中でも地域によって訛りがあります。

同じように、フィリピンの英語には訛りがあります。もっと言うとフィリピンの中でも地域によって訛りがあり、マニラの英語とセブの英語では訛りの強さは異なると言われています。

ここでは、フィリピンの英語についてお伝えできればと思います。

あくまで英語は第二言語

フィリピンでは、国をあげて英語を第2言語として教育を行っており、そのため多くのフィリピン人が英語を話すことができます。

しかし、母国語はタガログ語といってスペイン語由来の言語です。

英語は、あくまで第二言語であるためネイティブの英語というわけではないのが実情です。

先生の質はバラバラ

教員であるフィリピンの先生は、英語がとても流暢です。

しかし英語が第二言語である以上、英語の質は先生によって異なります。

英語の発音がいい先生もいれば、訛りが強い先生もいますし、ボキャブラリーにも偏りがあります。

そのため、学校ではできるだけ英語の勉強が熱心で、キレイな英語を話す先生の授業を受講することをオススメします。

現地の日本人スタッフや、学校の先生に自分でオススメの先生を聞いてみることをオススメします。

さらに私が通った学校はアメリカ人とイギリス人の先生が1名ずついたので、フィリピンにいながらネイティブの授業を受講していました。

英語の質がバラバラなのは仕方がありませんが、自分次第で十分コントロールは可能です。

英語上級者には物足りない

英語が第二言語である以上、ネイティブが実際に使う英語やスラングなど、直接教えてもらうことは少ないかもしれません。

「日常生活の英語は問題ないので、ネイティブが実際に使う英語をもっと学びたい」

という方にはオススメできないと個人的に思います。

逆に「私は英語が苦手なのでまずは日常会話をしっかり受け答えできるようになりたい」

と思っている方にはとてもいい環境だと思います。

また学校では映画見て、登場人物のセリフを解説してくれる授業もあったので、そこである程度ネイティブ英語を学べたりもできたので十分に感じました。

実際にフィリピンの訛りを気になるかどうかは、個人差もあると思いますので実際にyoutubeなどで事前に聞いてみて確かめることをオススメします。

「フィリピン人 発音」などで調べるとヒットします。

フィリピン留学のデメリット③食事

留学していると、食事があうかどうかは大きな問題になると思います。

海外がはじめてで、食事があわなくて辛かったという人もいました。

フィリピンでの食事についてお伝えします。

フィリピン料理は日本人にあわない?

日本人の口に合わないからか、日本でフィリピン料理の店を見かけることって中々ありませんよね。

「フィリピン料理は美味しくない」という人もいたりします。

シンプルに言うと、フィリピン料理は味付けが濃く、肉中心の料理で生野菜を食べることはあまりありません。脂っこいものが多く個人的には健康的な食事とは思えませんでした。

ただ、日本人が好んで食べていたフィリピン料理もいくつかあります。

それがsisig(シシグ)です。

sisigは豚の肉やホルモンを細かくしたものと、玉ねぎを炒めたフィリピンの伝統的な料理です。

一般的には唐辛子なども添えられますが、私はよく卵も添えて注文していました。

味付けもしっかりしていて、お酒のおつまみなどにも最高です!

他にもレチョンという豚肉を焼いたものであったり、デザートのハロハロなどは某コンビニで販売しているので、日本でも有名ですよね。

学校の食事にはふりかけを

学校の食事は、語学学校の経営者の国籍によっても異なります。

私が通っていた学校であれば、韓国経営の学校であったため韓国料理が多く毎日3食キムチがでていました。

寮のご飯は、学校によってかたよりが激しいので、事前に調べておくとよいでしょう。

また対策としては、日本のふりかけを持っていくことをオススメします。

お米は大抵でるので食べられるおかずが少ないと感じた時に、ふりかけは重宝します。

また寮のご飯に飽きたら外食をするなど、自分なりに工夫をすることも大切です。

フィリピン留学のデメリット④学習環境

これはメリットとも言える部分ですが、学校によってはひたすら英語を勉強する合宿所っぽいところもあります。

学校の校風によって集まる生徒のタイプもそれぞれですが、中には授業が終わった後に自分の部屋や自習室にこもってずっと勉強する人が多いところもあります。

授業はアジア人との英会話教室

グループ授業といってもは同じアジア人とのコミュニケーションになるので、日本人が多い学校だと日本での駅前留学とさほど変わらなく思えます。

日本人でなくても韓国人がほとんどなので欧米の留学のような、インターナショナルな雰囲気はないように感じました。

一方でフィリピン留学の最大の魅力は、マンツーマン授業です。

先生と1対1でコミュニケーションがとれるのので自分のペースで話せますし、必然的に自分が英語を話している時間が長くなので魅力的です。色々な国の人たちと楽しく学びたいというという人には不向きかもしれません。

外出禁止の学校も

学校によっては、平日の外出禁止、校内で母国語禁止、寮で門限あり。などの厳しい規則があり、欧米の留学と比べて自由度は低く、制限された生活といえます。

雰囲気としては、アジア人が英語勉強合宿に来ているようでした。

一方で、少数派ですが門限がなく寮内でお酒が飲めるような学校もあります。

制限の厳しさは、学校によって異りますのでしっかり調べておく必要があります。

留学の目的にあわせて学校を選ぶ

「留学すること」が目的になってしまっている人が多くいるように思えますが、そういう方は留学が終わったあと「なんとなく視野が広がった」とか曖昧なものしか得られません。

本来留学は手段であり、フィリピン留学を通じて「何を得たいのか」を考える事が重要です。

「就活のために、TOEICのスコアを800点取りたい」という目標があって、フィリピン留学するのもいいと思います。

実際に私がいた学校では、TOEICのスコアをあげるために2ヶ月間滞在して500点から800点以上にスコアアップして帰国した人もいます。

まとめ

以上、フィリピン留学のデメリットについて留学経験者として包み隠さずまとめてみました。

私は、フィリピンが大好きで気になることはあまりなかったのですが、フィリピンがあまり合わずカナダの方が良かったという友人もいました。

そこで最後フィリピン留学に向いている人、向いていない人の傾向をご紹介します。

フィリピン留学はこんな人に向いていない

・基本的な英語は、話せていてネイティブレベルまであげたいと思っている人

・たくさんの国の人と交流して、多くの文化に触れたいと考えている人

・とにかく、清潔な環境じゃないと生活していけない人

・学校の規則やルールに縛られず、自由に生活したい人

フィリピン留学はこんな人には向いている

・短期間で英会話力をガッツリ伸ばしたいと考えている人

・まずは、日常会話や旅行で英語で会話できるようになりたいと考えている英語初心者

・日本とは違う少々きたない環境でも気にせず楽しめる人

人によってはデメリットと思うことも、自分次第で何とかなることも多いです。

「日本と違う!」というところも許容できるかどうかが異文化理解力です。

さてあたなは、フィリピン留学に向いていたでしょうか?

この記事がこれからフィリピン留学を考える人の参考になれば嬉しいです。