現地インターンの磯部です。
イベント後に溜まっていた疲れがどっとでて、結膜炎になり、治ったと思った矢先口内炎で苦しんでおります。
がんばりすぎはよくありません。皆さんも仕事はほどほどに休養をしっかりとってくださいね!
そんな磯部が結膜炎になるまで現地でがんばって企画・運営したイベントが、、、
すばらしいロゴですね、デザイナーさんに発注してただでロゴを作っていただいたらしいです。
ではこのイベントを行った背景から説明していきましょう。
【イベントの背景】
PALETTEは英語教師トレーニングを通して行うロールモデル育成事業を現在メインとして行っていますが、
最終的には、フィリピン中にキャリアプラットフォームというものを構築することを目標としています。
キャリアプラットフォームとはキャリアに関する情報や奨学金情報などを一か所に集約し、若者が自分の理想のキャリアに向かって歩みだすために立ち寄るベースになる場所です。
しかし、、
前例がないキャリアプラットフォームに必要な機能って何か全く分からない代表倉辻と磯部は、
キャリアフェアをプロトタイプとして実施し、必要な機能とやらの有効性を試そうということになりました。(言い回しがガンダムみたいでかっこいいのでプロトタイプと言っているだけです。キャリアプラットフォームの試作品みたいなものです。)
そんな中イベント会社を経営されている方や建築家の方、メディアアーティストの方などのサポートを受けながら
キャリアフェアにエンターテイメントの要素、つまりお祭りの要素を加えた「キャリアフィエスタ」に名前を変え、イベントを9月20日に行うこととなりました。
では次にどのようにイベントを準備していったか見ていきましょう。
【イベントの準備】
6月 ひたすらオフィスの外へ!
フィリピンの温度は日々35℃を超える灼熱大国。そんななか、100人の若者向けにアンケートをとったり、スピーチコンテストの参加者を募りに区役所にプレゼンに行ったりと、ひたすら外にいた記憶しかありません。
しかし将来東南アジアに携わる仕事がしたい私にとっては、色々な方々と関われ、いい経験になりました!
7月 企業営業・集客スタート!
フィリピンの方々は本当に優しいです。
見ず知らずの日本人が急にアポなしで訪問しても追い払わず一生懸命話を聞いてくれます。
「こんなイベントがあるんです!どうか協力していただけないでしょうか!!?」
熱意をこめてプレゼンをしていると、共感してくれ、全参加企業ボランティアで参加してくれると言ってくれました。本当に大変だっただけにとてもうれしかったです。
そんな中、奇跡の出会いがありました。区役所のおばちゃんが紹介してくれたDamayang Filipinoという団体です。ここはコンピューターベイシックスキルを無料で提供している団体で、なんと俳優でブラカンの副知事のダニエルフェルナンドさんが運営していたのです。
当日有名人による講演ステージを考えていたところ、これはしめたということで、一か八か副知事に会えるかを団体の方に聞いてみました。
団体の方「ええよ、副知事のオフィスにおいで」
磯部(あっさり、、、)
しかし、何度も何度も訪問しても副知事はいなかったので、
副知事がでるイベントには出席しまくり、なんとか話をすることができました。
磯部「こういうイベントがあるんですが、ぜひ副知事にも講演していただきたくて、、、」
副知事「おーいくいくOK!!」
磯部(あっさり、、、)
やはり副知事ともあろう方、懐が深い!!!
8月 スピコン予選・集客
6月から集めた予選のスピコン参加者たちが自分の夢について語ってくれました。
インターンの竹内君とともにキャラバン式に周っていましたが、それぞれの思いを聞いていて、落選させなければならない自分の役回りがとてもつらかったです。
また、スピコンと並行して、集客もおこなっていきました。
インターン生総力で全20以上の区役所さんにお邪魔しまして、イベントの告知などを行い参加者名簿、ビラやチケットを各区のユース組織に配りました。
本当に当日来てくれるのかイベントの中でそれだけが心配でした。
PALETTEがあるブラカン州は場所によってはものすごい田舎なので、集客の際いつ氾濫するかわからない恐ろしい橋も越えました。
9月 すべての最終調整
9月、僕自身企業さんとずっと対話し続けていました。
僕がしたいということと企業さんがしたいこと、その二つがぶつかり合って何度も議論を重ねました。正直フラストレーションが溜まりかなりしんどかったですが、このときがんばっていてよかったと今では思います。
9月ラスト1週間は徹夜地獄でした。イベントのプロである近藤さんに来ていただきいままで詰められなかったレイアウトや当日の動きに関して詰めました。
本当に助かりました。未熟者の僕だけだったら間違いなくイベントはつぶれていました。ありがとう近藤さん。
9月20日 キャリアフィエスタ本番
ついにこの日がやってまいりました。
日本人スタッフも30人ほど助っ人できてくださいまして、
プレッシャーと緊張感で押しつぶされそうになっていました。
しかし、イベントはうまく滑り出していきました。
まず集客の成果は、 参加者+スタッフで300人以上!!
予想の人数には届かなかったですが、まずまずの結果でした。
ジプニーチャーターの効果があってよかったです!!
次イベント内の様子、、、
職業体験ブース
若者のキャリア観を広げるために美容師、オンライン英語教師、メディアアート、ネイルアートなどたくさんの職業ブースを設置。
当日は12の職業体験ブースを設置し、それぞれにスタンプラリーを設けました。
「ここのブースはどこにあるの?」とか「次ここ周ろうよ」って楽しそうにブースを周っている参加者の笑顔を見て、努力が報われた気がしました!!
YED TALKS
(Youth Empowerment Dreamの略)
これはその名のとおり有名人やロールモデルによる講演によって若者の夢を応援しようというものです。トニーさん(フィリピン最大級NGO、GKの社長さん)のスピーチから盛大に始まり、
PALETTEの教師をしているJEFFやユニカセの方、そして、、副知事(ほんとに来てくれました!!!!泣)のスピーチで終わりました。
タガログ語でみんな話していたので何言っているかわからなかったですが、気持ちは十分伝わりました。ありがとうございました!!
そして、、
キャリプランニングスピーチコンテスト
これは若者が自分の夢やキャリアについてスピーチを行い、奨学金を勝ち取ろうというものです。
今までつらい練習を必死にしてきたファイナリスト5人が本気でスピーチを勝ち取ろうとしていた姿に号泣しました。
5人のスピーチが終わった後、あるうれしいハプニングが起きました。
たまたま見に来ていた、MIST(フィリピンで全国展開されている専門学校)の関係者の方が感動してくださり、優勝者の授業料全額負担してくれるという旨を僕にこそっと言ってくれました。
こんなことが起こるのか!と一瞬耳を疑いましたが、その言葉を聞いたとたん涙がとまらなくなりました。
一番努力が報われた場面だったとおもいます。
ちなみに優勝者のクリストファー君はMISTの奨学金を受け取り、ビジネスマネジメントのコースを取得予定です。
このスピーチを最後として、キャリアフィエスタは終わりました。
帰っていくときの参加者の笑顔がいまでも忘れられません。
総じて、反省点もろもろありましたが日本人・フィリピン人スタッフ、現地企業、GK、区役所の方々の助けがあって成功へ導けたのではないかと思っています。
ちょっとのことでは満足しない代表西村大先生と、経理の和田上大先生が満足してくれていたみたいでよかったです。
最後にこのイベントを企画してくださった倉辻さん、近藤さんをはじめ、
イベントづくり・運営を一緒にしてくれたインターン生一同(ともや、りん、ひよりちゃん、可児さん、マー君)、必死で当日焼きそば作ってくれた生徒さんたち、和田上大先生、当日スタッフをして全力で僕たちを支えてくださった日本人スタッフのみなさん、
本当にありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!!!!
また、みなさんのお力を借りるときがくるかもしれませんし、逆に磯部のお力が必要であれば多少の助けにはなると思いますので、いつでもよんでください!!
以上マガンダンでした!
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