大学2年生を終え一年休学し、PALETTEでインターンをしている山本梨央です。

 

今回は、貧困下に置かれている若者の声やフィリピンの貧困問題の現状について

そして、PALATTE SCHOOLでどういった人と交流ができるのかについてご紹介します。

 

フィリピンには日本では考えられないような貧しい環境に置かれる若者がたくさんいます。

 

この記事を読んでいる皆さんもご存知かと思います。

 

私も「フィリピンの貧困問題って実際どうなの!?」と関心を持っていた1人です。

 

なので、そういった若者との出会いや交流の機会があるPALETTE SCHOOLに留学しました。

 

貧困層の若者が通う「SEED Philippine」という学校が、PALETTE

SCHOOLと同じGK Enchanted Farm (以下GK Farm)の敷地内にあります。

 

▶GKとはフィリピン国内最大のNGO組織

▶SEED Philippineは農業を切り口に、貧困を終わらせる社会起業家を育成する学校。当事者である貧困家庭の若者が通うことができる。

 

私が実際にそういった若者と交流して驚いたのは、「貧しいからと言って諦めているわけでもなく、むしろ立ち向かっている同年代の若者がいる」ということです。

 

私は今、彼らと友達として交流していますが、日本にいる普通の高校生・大学生と全く同じです。でも、彼らの輝く笑顔の奥には私が想像できない、経験したことのないバックグラウウンドがありました。

 

そんな彼らのリアルな声をお伝えしたくて、SEED Philippines に通う2人の学生にインタビューをしました。

 

名前:プリンセス・グダル

年齢:18歳

背景:7人兄弟の末っ子で14歳の頃に母親が他界。一人の姉が母親代わりとして育ててく

   れていたが、その姉も不正に告発され逮捕されており金銭的支援者をなくす。

 

名前:アルバート・カリーハン

年齢:21歳

背景:三人兄弟の真ん中で幼いころに父親が父親の友達に殺され他界。現在はお母さんと二人の兄弟、そしておばあちゃんと暮らしている。

 

貧困を終わらせる学校「SEED Philippines」とは?

 

 

SEED Philippineは、「農業」をテーマにした社会起業家を輩出している学校です。学生は2年間のギャップイヤー(休学)プログラムを通して、農業に焦点を当てた企業管理やコミュニケ―ション、ビジネス数学など様々なコースを受講します。

 

SEED Philippinesで何を学んでいますか?

 

プリンセス

プリンセス

SEED Philippineでは、企業を設立し国の貧しい地域社会だけではなく、財産を得るための社会起業家精神を学んでいます。

 

そして、貧しい人々をケアする方法も教わりました。なぜなら貧しい人は避難所・愛・ケアが必要な人達だからです。

 

アルバート

僕はこの学校で社会起業家精神に関することを学んでいます。

 

どうすれば独立できるのかやビジネスにおけるマインドセットなどです。僕にとって学ぶこと全てが新鮮なことでした。

 

しかし、ソーシャルビジネスや農業開発をベースとした社会起業家精神などについての学びも重要でしたが、僕は勉強以外にも大きなことを学びました。

 

それは、僕にも大きな夢が見れるんだということです。

 

大きな夢を見ることが出来るのは豊かな人達だけじゃない。貧しい人達も豊かになれる、大きな夢を見れるんだということを知ることができました。

 

2人にとってSEED Philippinesとはどんな存在ですか?

 

プリンセス

プリンセス

私にとってSEED Philippinesとは、地域社会の指導者、貧困問題に立ち向かう人のための練習場です。

 

そして、私たちや私たち家族、国にとっても貧困を終わらせることができるインキュベーションでもあります。

 

アルバート

僕にとってSEED Philippinesは、人生を変えてくれた場所です。

そして、若いフィリピン系社会起業家の練習場であり、貧困と戦う為に本当に芯のある強い人を見つけられる場所でもあります。

 

社会起業家を目指すためにSEED Philippinesへ

 

 

彼らは同じ学校に通っていますが、みんな別々の場所から来ています。ある生徒はミンダナオ島から、ある生徒はダバオなど、地方から学びに来ている学生が多いです。

 

どうしてSEED Philippinesで学ぶことになったのですか?

 

プリンセス

プリンセス

私は7人兄弟の末っ子で父は農家、母は私が14歳の頃に亡くなりました。

 

それからは長女である姉が私を育ててくれ、勉強や生活面の資金面含め全面的にサポートしてくれていました。

 

しかし、そんな中、姉が薬物によって不正に告発され逮捕されました。

 

姉が我が家の稼ぎ手であり唯一私をサポートしてくれていた人でもありました。

 

他にも兄弟はいましたが各自家族をもっていて、かつ、彼らもお金が十分ではありませんでした。

 

そのため、誰一人私を養ってくれる人がいませんでした。

 

そして、その時にGKスタッフの方が、社会起業家について学ぶ募集キャンプに私を招待してくれました。

 

このキャンプはGKが主催で行われているキャンプで、社会企業について学ぶ機会やアクティビティなどがあります。

 

そのアクティビティ内で行われる心身の能力に関するテストに合格することで、SEED Philippinesに入学することができ、2年間無償で農業をベースとしたソーシャルビジネスについて勉強することが出来ます。

 

私はそのテストに合格しSEED Philippinesに来ることが出来ました。

 

GKに来ることは、私が初めて家族から離れるということでもありました。

 

私にとって家族から離れることは辛かったですが、家族を助けるため、将来の為を考えSEED Philippinesに来て学ぶことを選択しました。

 

アルバート

今までの僕の人生は決して良いとはいえるものではありませんでした。

 

父親が父親の友達に殺され、1日2食それも茹でたバナナだけを食べていました。

 

その時は絶望しこの世界で自分のことを誰も必要としてくれていないと、ずっとそう考えていました。僕の人生はとても複雑でした。

 

僕は叔母と生活をし始め学生の時にはもう既に働いていて、その当時は貧乏だからと差別を受けたていたこともありました。

 

そんな中、僕の町でGKスタッフが開催する有機肥料についてのキャンプが行われていて、僕の町の知事に参加を促されてそのキャンプに参加することになりました。

 

まさかこのキャンプがGKに行くきっかけになるとは思いもしませんでした。

 

幸運にも僕はキャンプ内のアクティビティと試験に合格することができましたが、その時の僕は祖母からのサポートと奨学金受領者でもあったため学校に通うことが出来ていました。

 

その為、初めは地元の学校で勉強をするためGKに来る予定ありませんでした。

 

それでもSEED Philippinesで学ぶことにした理由は、2つあります。

 

まず最初にそのキャンプでGKスタッフが、SEED卒業後に職を与えてくれると約束をしてくれたこと。

 

そして、もう一つの大きな理由は、大切なのは卒業証書じゃないということにGKが気付かせてくれたことでした。

 

本当に大切なのは個性を高め、人間関係を構築し知識を蓄えることだと。

 

「貧困」とは?貧困問題に対して思うこと?

 

 

あなたにとって「貧困」とは何ですか?またそれについてどう思いますか?

 

 

プリンセス

プリンセス

私にとって貧困とは、貧乏だから何もできないと思われること、そして、貧乏であるがために人権を主張できないことです。

 

アルバート

僕にとって深刻な貧困とは家族が1日3食を食べられないこと。お金や教育の欠如、貧しい人としての考え方、人としての堕落、お互いの世話や共有の欠如など。

 

貧困といっても様々な要因があるが、これらは依然として僕達がまだ貧しい暮らしをしている主な問題。

 

しかし、実際には貧困の原因は人であると言うひともいます。でも僕らが一体何をしたのか?そう思うこともあります。

 

将来ビジョンとメッセージ

 

 

若いながら貧困問題という困難に立ち向かう勇気と、強い意志を持つ彼らが描く未来予想図とは?

 

将来のビジョンを教えてください

 

プリンセス

プリンセス

私は地元に戻り生活を再建するために工場を設立し、そこで稼ぐお金の半分を使用して私の州にもSEEDのような学校を作りたいです。

 

なぜなら、SEEDを卒業した今、SEEDGKが貧しい人の生活をどれだけ変えてくれているか知っているからです。

 

将来の大きな夢は、貧しい人の生活改善に役立つこと、貧困を終わらせることです。

 

そして今の私の夢は、私や私の家族及び貧困層のフィリピン人が持っている夢でもあります。

 

アルバート

SEED卒業後は故郷に戻ってから、GKが準備した仕事に就き、食糧バスケットとして97ヘクタールの農場を開発する予定です。

 

僕自身の人生のビジョンとしては、快適な仕事を持ち自身のビジネスを立ち上げ、お母さんに快適な家をプレゼントし親戚全員を助けることです。

 

 

 

一最後に、日本人の学生メッセージをお願いします!

 

プリンセス

プリンセス

何人かの人々は貧しい人を外見で判断しがちですが、どうか貧しい人を外見で判断したり恐れたりしないで下さい。

 

彼らはただ彼ら自身を示しているだけです。そして、貧困から何かを見つけてみてください。

 

貧困からもあなたが学べることや気づきなど得られるものがあるはずです。それは必ずあなたの人生に役に立つと思います。

 

彼らに耳を傾けて彼らの声を聞いてあげてください。

 

アルバート

もし貧困について 分からない人がいるなら、実際に貧困下に置かれている国や場所へ一度足を運んでみるといいと思います。

 

そこで出会った人や生活が今の貧困の現状であり、実際に行って貧困ラインに住む人と触れ合うことが、貧困を知る一番の方法だと思います。

 

SEED Philippinesの学生との交流

 

 

今回の記事で紹介したSEED学生と出会える、そして交流を図れる場所がPalette Schoolにはあります。英語を学ぶだけでは終わらない、知識と学び、経験が至る所に広がっています。

 

 

 

そんな、Palette SchoolではSEED学生との交流の一環としてイベントやパーティーなどを定期的に開催しています。

 

イベントのジャンルは様々で、現在は言語交換のアクティビティを開催しています。日本語を学びたいSEEDの生徒と 、英語やタガログ語を学びたい日本人生徒が集まり、言語交換をしています。

 

彼らとの出会いはあなたの価値観を変えてくれ見識を広げ、学びをもたらしてくれます。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

 

SEED学生と交流し、友人として接する中で得た大きな気づきは、「本やテレビ、大学で学ぶ「知識」と、実際に会って話して得られることは180度違う」ということでした。

 

特に、同世代の学生が、自分よりはるかに困難な環境の中で、負けることなく、むしろ打ち勝つために一生懸命に学んでいる姿が最も印象的でした。

 

貧困問題に関心が高い方は、ぜひPALETTE SCHOOLに来て、SEED Philippinesの学生と友だちになってみてください。

 

お待ちしています!

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